【書評】週40時間の自由をつくる超時間術
こんにちは、ハシモトです!
本日紹介するのはこちらの本です。
突然ですが、僕は多忙を極めている大学生です。笑
なぜかというと、来月から短期留学をする予定で、現在、本気で英語の勉強に取り組んでいます。それだけでなく、ブログを始めたこともあり、執筆の時間も取らないといけない。また、大学がテスト期間に差し掛かり、勉強もしないといけない。アルバイトもしないといけない。そう考えると、物理的に時間がない...
本当にパンクしそうになってます。笑
そこで、1日の「時間の使い方」を上手くなりたいと思い、本書を購入。
本書紹介
本書では、心理学、神経科学、脳科学などの最新の研究をもとに、「時間がない」と感じる原因を探り、その解決法をわかりやすく書かれています。
著者はメンタリストのdaigoさんです。
メディアにも出演し、その後、活動をビジネスやアカデミックな方向へ展開。
幅広いジャンルで心理学をテーマに数多くの著書を出されています。
どんな人にオススメ?
・忙しくて時間がないと感じている方
・時間の使い方が上手くなりたい方
に是非読んでいただきたい本だと思いました。
印象に残った文章と感想
物理的な時間がないというのは勘違い
本書によると、現代人は週に40時間も余らせているのだとか。著者は、「自分は思ったよりも忙しくない」という事実を認めるべしと述べています。
たしかに、僕の生活を振り返ると、忙しい忙しいと言いながら、携帯をいじったり、テレビを見たりしている時間が多かったなーと。
単純計算で1日5時間以上は、時間を余らせていたということですね。
ずっと「物理的な時間がない」と考えていた僕にとって、これは衝撃でした。
正しく時間を使うには、あなたが「時間がない」と感じる本当の原因を理解したうえで、「週に30〜40時間も余った自由時間」を有効に使うのがベストです。
一刻も早く、余った時間を有効活用したいです。
タイトルの「週40時間の自由をつくる」とは、こういうことだったんですね。
時間は私たち全員に平等に与えられています。しかし、時間術を身に付ければ、普通の人よりも週40時間、余分に活動できるということです。
本書には時間を正しく使うためのトレーニング法が、詳しく書かれています。
いくつか紹介したいと思います。
忙しいと口に出すたびに、あなたの意識は未来や過去に向かい、そのせいで目の前の本当にやるべきことに集中できなくなる。
これにも驚き。
僕は、時間に追われて、「忙しい」と口癖のように言っていました。
これをやらなきゃ、あれもやらなきゃ、と考えているうちに、集中力が奪われていたのですね。
その結果、作業効率が上がらず、無意識にのうちに時間をムダにしていたとは。
本当に盲点でした。笑
本書によると、「忙しい人=仕事ができる」というのは、大きな勘違いだそうです。
忙しい人ほど集中力が続かず、脳の働きが下がってしまう。故に、返って仕事ができなくなるのだとか。
忙しい人というと、暇なくテキパキ行動している「仕事ができる人」を想像していましたが、全くの逆でした。
忙しい人、めちゃくちゃカッコ悪いじゃん!笑 もう二度と口に出さないようにしたいです。笑
やるべきことが多いほど実は、生産性が下がってしまう。
やるべきことが多いということは、本当に必要なことが選択できていない証拠であると筆者は述べています。
仕事中なら、やるべきことが多いと集中力が散漫してしまい、生産性が低下。時間内に終わらず、残業を繰り返すという悪循環に陥ってしまいます。
1日にやるべきことを詰め過ぎるのは、時間をムダにしてしまう原因ですね。
これからは、やるべきことを選択して、1日を有効活用しようと思いました。
他人のために時間を割いたほうが、自分の時間を有効に使える
これを読んだとき、「自分にはやるべきことがたくさんあるのに、他人のためにかける時間なんてないんじゃないのか...?」と思いました。
しかし、イェール大学が行った研究では、「他人に親切にした人ほど、生産性がアップする」という結果が出ています。他人から感謝されることでモチベーションが上がり、仕事にも前向きになるんだとか。
他人のために時間を割くといっても、1日かけてボランティア活動に参加するというようなことをする必要はないそうです。
大切なのは些細な「親切」。
例えば、誰かに役に立つ記事をブログに書く、SNSで友人の投稿にいいねをつける、募金をする、というような。
たったこれだけでも効果があると研究で確認されています。
自分の時間を有効活用したいと考えると、自分だけに集中してしまい、周りが見えなくなることがあると思います。
そんな時こそ、小さな親切を実践していきたいですね。
読んでいただきありがとうございました。