【体験談】1ヶ月のフィリピン留学で英語は伸びるのか?
こんにちは、ハシモトです!
長期休みを利用して一ヶ月だけフィリピンに短期留学に行きたいと考えている学生の方は、
こんな疑問が浮かぶと思います。
たった1ヶ月のフィリピン留学で、英語って伸びるの??
僕は2018年の3月に、1ヶ月のフィリピン留学を実際に体験しました。
そこで、英語がどのくらい伸びたのか?留学して気づいたこと、留学前にやっておくべきことをお伝えします。
留学前と留学後の英語の変化
留学前
・受験時に受けたセンター試験では160点前後
・TOEICは600点前後
スピーキング
・オンライン英会話を留学前に2ヵ月ほど行った。簡単な自己紹介だけはできる。
・文章で話すことはできず、単語を言うだけで精一杯レベル。
リスニング
・TOEICのlisteningは8割くらい聞き取れない。点数は250点ぐらい。
・オンライン英会話ではゆっくり話してくれるとなんとなく聞き取れるレベル。
リーディング
・大学受験で主に勉強していたので、スピーキング・リスニングよりは自信がある。
・TOEICでは340点ぐらい。
文法
・留学前に新しく買った文法書を3~4週行った。
単語
・受験時に使っていた単語帳を2〜3週
・TOEICの単語帳を10週程度
留学後
・帰国後に受けたTOEICでは705点
リスニング
・マンツーマンで先生の言っていることがほとんど聞き取れなかったが、1ヶ月後には先生の言っていることが半分以上は聞き取れる。会話の内容をなんとなく理解できる。
・早口の先生だと聞き取ることは難しい。
・留学後に受けたTOEICでは340点
スピーキング
・少し時間がかかるが、簡単な中学英文法を使った短い文を頭の中で組み立て、詰まりながらだけど話すことができる。
・授業の先生や海外からの生徒となんとか意思疎通できる。
リーディング
・あまり変化はない。(リーディングは日本でもできるので、主にスピーキングにリスニングを中心に勉強していたため。)
・留学後に受けたTOEICでは365点
<感想>
高校では英語は得意科目で、TOEIC600程度あるので、英語にはそこそこ自信がありました。
しかし、留学が始まってすぐに、自分は周りの生徒と比べて、スピーキング、リスニングなどにおいて劣っていると気づきました。特にリスニングが苦手で、授業で先生の言っていることがほとんど理解できませんでした。
ある程度リスニングできないと、授業の内容が理解できないため、授業になりません。
また、生徒同士の会話の内容が聞き取れず、会話に入っていけないことがよくありました。ペラペラとは言えないけど、ある程度話せる生徒が学校には多かったです。
なので、留学中は焦っていて、毎日めちゃめちゃ勉強しました。笑
体験してわかった、留学を成功させるコツ
目標を持って留学する
例えば、TOIECの点数を700点まであげる。日常英会話をできるようになる。海外の友達を作る。など、目標はなんでもいいです。
僕の場合、「スピーキングとリスニングを伸ばして、簡単な英会話をできるようになる」という目標を持って1ヶ月に挑みました。そのため、最も伸びたのはスピーキングとリスニングです。
目標を持つことで、留学中にやらないといけないことが明確になり、モチベーションを持って勉強に励めるので、有意義な時間を過ごすことができると思います。
単語と文法は日本でしっかりやっておく。
これが一番大切だと感じました。
授業が1日50分×8コマあり(これでもスタンダートなコース)、宿題も出されるので、自分の教材で自習する時間が少ないです。
僕自身、単語の知識が不足していたことに気づき、日本から持ってきた単語帳で勉強をしたかったのですが、平日はなかなか時間が取れませんでした。
日本でもっとやっておくべきだったと、すごく後悔したことを覚えています。
文法を現地の授業で学ぶこともできますが、もちろん英語で解説されるので、初心者には理解はおろか、英語を聞き取るだけでも大変です。
文法は絶対に日本の教材で勉強した方が効率が良いです。
しかし、文法や単語の基礎がない方でも不安に思う必要はありません。自習の時間や、土日休みなどを上手く使って単語、文法を勉強すればいいのです。
留学先で、単語や文法の勉強するのはもったいないと言う人もいますが、僕はそうは思いません。
同じ志を持った仲間たちと一緒に英語を勉強するという素晴らしい環境の中で勉強ができるので、自然とモチベーションも上がり、真剣に英語に取り組めるからです。
現地でできるだけ日本語を話さない。
僕が最ももったいないと思うのは、留学に来たのに、日本人と日本語で話すことです。これでは英会話は伸びませんし、海外にいる意味がないと思います。
日本人比率の高い学校では、日本人同士でもできるだけ英語を使うように心掛けましょう。
とにかく英語で話しかけること。
スピーキングは英語を話さないと伸びません。
フィリピンでは授業数が多く、マンツーマンレッスンもあるので、英語を話す機会が多いです。
しかし、ただ授業を受動的に聞いているだけでは、英語はあまり伸びません。「先生が話すよりも、自分が話す」というくらいの意気込みで挑まないと、短期間で上達することは難しいでしょう。
英語が伸びるかどうかは自分次第なのです。
授業の先生にはもちろん、日本人以外の生徒にも積極的に英語で話しかけましょう。
英語の環境を作る
僕は、先生や海外からの生徒に話しかけるだけでなく、心の中の声も英語にする、英語で独り言を言う、のようなことも実践していました。
また、スマートフォンの設定で英語表記にしたり、空き時間にYouTubeなどで英語を聴くようにしていました。
本気で一ヶ月で英語を向上させたいなら、これぐらいのことはやるべきです。
というのも一ヶ月の短期留学なんて一瞬で終わってしまうからです。
有意義な短期留学にするためにも、日本語は封印してみましょう。
最後に
1ヵ月の留学だと大きく英語力は変わらないのが現実です。
僕の場合、1ヶ月終わる頃に変化が見えてきました。なので、「もっと長く居たかった。あと1ヶ月あれば変わっていたのに。」と悔しい思いで日本に帰ることになりました。
しかし、僕はとても有意義な時間を過ごすことができました。
一ヶ月のフィリピン留学は、人生22年間生きてきた中で、最も短く感じた一ヶ月でした。それぐらい充実してたということですね。笑
これからフィリピン留学を経験するみなさんが素晴らしい経験ができることを、心より願っています。
読んでいただきありがとうございました!